今日は「箱入り菊花石」として、一連の同じ作者の遺愛石シリーズの最終回とします。
「箱入り」という意味には「大切にしているもの」という意味があり、今回は、単なる台座付きの観賞石ではなく、それらとは別の意味を込めて作られたと思われる石作品です。

上の写真は、その黒い箱です。作者の毛筆で「根尾菊花石」と書いてあります。

その箱の蓋を引き上げて、下に敷いてある板を引き出すと、中に収められている台座に乗った根尾菊花石が手前に出てきます。

石は数個の小菊が点在している自然物らしいチャーミングな菊花石だと思います。

敷いてある板には菊花石の台座の足が上手く収まるように窪みが施されております。

その菊花石を出して蓋部分を元の箱に差し込んで戻すと、菊花石と箱とがいい感じで納まる仕組みになっているようです。
手の込んだ作者らしい作りになっており、そこからも作家性が感じられます。
恐らく、この菊花石には特別な思い入れがあったのだろうと想像できます。そういう意味で、今日のブログのタイトルも「箱入り菊花石」としました。
過去、数回に渡り、同じ作者の石作品を紹介してきましたが、このブログの本来の鉱物趣味の話題からは離れてきているような気がしてきましたので、この話題はこれで終了したいと思っております。